
島立ちの唄
甑島ならではの春は、汽笛を鳴らして出航する港にて、15で島立ちする子どもたちを涙、涙で見送る家族、地域の人々の風景です。甑島は高校がないために、生まれ育った島を出て15歳になったら、みな島を出ます。満開に咲く桜は、この季節の別れを励ますかのようにやさしく咲き誇って散っていきます。
♪島立ちの唄♪
東シナ海 西から東
夢と魚を 追ってゆく
海の男のヨオ~ ふるさと甑島
海は広いが 世間も広い
デカイ男になって来い

ウミネコの舞う海
日本最南端のウミネコの繁殖地である下甑島鹿島地区では、5月頃になると営巣の為に飛来します。そのウミネコたちの保護とふれあいの為に、毎年「ウミネコまつり」が開催され、飛び回るウミネコたちへ餌付けなど、甑島ならではのふれあいが体験できます。また、毎年飛来するウミネコたちにちなんで、1年間、島での生活を通して様々な活動を体験し、楽しむために子どもたちを受け入れる「ウミネコ留学」という活動も行っています。
イカ釣り大会
「アオリイカの聖地」とも呼ばれる甑島の春にいちばん盛り上がるのがイカ釣り大会。多くの釣り人が集まる甑島ですが、特に白熱するのが「甑島イカ釣り大会」。ルアーフィッシングの一つである「エギング」というイカ釣り独特の方法で釣り人が腕を競うこの大会、様々なテクニックを駆使するエギングでイカ釣りの技術を競うのはもちろんですが、参加者たちが実は一番楽しみにしているのが大会の「前夜祭」。この大会では、甑島名物の「子持ちキビナゴ」や地元の芋焼酎を全員で囲みながら楽しむ前夜祭が行われるのです。このように釣果に関係なく楽しめてしまう懐の深い大会ですので、釣りと一緒に甑島の風物詩を体験してみてはいかがでしょうか?


ホテル入口に咲く向陽桜
行事
4月 | タカエビ祭り(長浜) |
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5月 | ウミネコ祭り(鹿島) |
6月 | 航空自衛隊基地祭り(長浜)、青瀬祭り、イカ祭り(里) |
